戦後最多の死亡数を記録した2021年を塗り替えそうな2022年
>2022年も増え続けている死亡数
3月に、2021年は戦後最多の死亡数を記録していたと記事を書いてました。2021年は過去10年の推移で見ても、異常に死亡数が増えていた年でした。
5/24、厚生労働省から2022年3月までの人口動態速報が発表されましたが、今年は戦後最多の死亡数を記録した2021年を更に上回る死亡数を記録していました。
1月は前年比3,148人増、2月は前年比19,490人増、3月は前年比15,992人増という状況で、今も実感として救急車の音を聞かない日がありませんので、例年と比べて異常な状況にあることは確かだと思います。
>2021年以前の月別の死亡数は?
2017年以降の過去5年間と2022年の月別の死亡数を見ると、2022年の異常さが際立っています。2021年から平均を大きく上回り始めた死亡数の勢いが止まってないような印象です。
*死亡数の参照先は厚生労働省の人口動態統計速報
>新型コロナのせい?
2020年以降の死亡数とコロナ死を並べてみると、確かに2〜3月の死亡数の増加とコロナ死の増加には相関があって、一見「コロナのせいでめちゃくちゃ死んでる」ような感じもしますが、
*コロナ死の参照先は厚生労働省のオープンデータ
数字で見てみると、2〜3月のコロナ死は1ヶ月あたり前年比2,000〜3,000人強の増加でしたので、死亡数が1ヶ月あたり前年比15,000〜20,000人近く増加した理由はコロナ死だけではありません。
>ワクチンのせい?
2021年の2〜3月になくて2022年の2〜3月にあったものと言えば、新型コロナワクチンの接種です。ワクチン接種数は2021年の12月に少なくなって、2022年の2〜3月にまた増えましたが、これは3回目接種でした。
*ワクチン接種数の参照先はデジタル庁ワクチン接種記録システム(VRS)
ワクチン接種数の増加と前年比死亡数の増加にも一定の相関が見えて、2021年もワクチン接種の本格化した5月〜9月にかけて、前年比の死亡数が特に増加していました。(3月以前はワクチンとは関係ないと思いますが)
こうゆう事を言うとデマ太郎に怒られてしまうのですが、2021年以降の極端な死亡数の増加の理由が他に思い当たりません。
>あんまり考えたくないけど
5/24時点で国民の8割近くが2回接種完了、6割近くが3回接種完了。既に5〜11歳を対象とする小児接種も進んでいます。この状況で超過死亡とワクチン接種を結びつけることは本当は考えたくありません。関係ないに越したことはないです。だけど他に理由が見当たりません。
今日はここで考えるのをやめます。